• 泊まって楽しむ昭和資料館 ゲストハウスるーのす

    ちょっと遅ればせながら、いま奈良大学で「昭和」グッズをいろいろ展示する「なつかしいモノたち」展が開催されていると聞き、昭和のおっちゃんとしてこれはさっそく行ってみなければ!と出かけてまいりました。

    ゲストハウスの中にこれでもかと「昭和」グッズを詰め込んで一人悦に入りつつ、この懐かしさをもっと多くの人と共有できないものかと思っていたワタシとしては大学の博物館でそんな企画展が開かれるとはまさかの驚き。いよいよオレの時代が来た!と軽く興奮状態になってしまった次第(笑)

    そして先日いそいそと出かけた奈良大学。
    近鉄京都線の「高の原」駅から歩いて約20分。静かな緑の中にあります。駅から路線バスも出ているんですが、まぁ気候も悪くないし、バス代節約でボチボチ歩きます。

    会場は敷地に入って右奥にある大学博物館。
    特に受付があるわけでもなく、入場は無料で自由に見学できます。

    展示室は1室だけですが、室内いっぱいにいろんな「なつかしいモノ」が並べられていますよ。写真撮影もOK。

    「昭和」と言えばこのホーロー看板(笑)
    いまではもうコレクターアイテムになってしまって、有名なものはけっこう高値で売買されたりしてるようです。

    そうそう。ペナントもあったあった。
    当時はどこの家にも1枚や2枚はありましたよね。

    中央のケースには、前回(1970年)の大阪万博関連資料が。

    でも、ん?待てよ。
    これってけっこうウチにもあるぞ…
    例えばこのソ連(←古いなw)のパンフや記念スタンプ帳。

    これですよね。

    そしてここに展示されている、

    ガイドブックや迷子ワッペンもあるし(笑)

    おお、なんかこれってスゴいことなんじゃね?とさらに興奮ww
    そういえば、他に展示されているものだって…

    黒電話は

    ここにある。

    それに、電話機の左側にちらっと見えてる計算機(電卓)

    まさにここで展示されている物と同時期のもの。
    今のような液晶表示ではなく、蛍光表示管といって、数字が青緑色に光るやつですね。

    「パタパタ時計」や「ノストラダムスの大予言」もちゃんと(?)ありますよ。

    立派に「展示品」してる赤電話や切手看板も、
    ウチではなんかふつうに収まってますw

    こんなふうに行儀よく展示されてるセルロイド製のハンガーは

    日常使いw

    なんか、やっぱりこれって実はスゴいような。
    だって「博物館で展示されてる」モノが部屋にふつうにあるんですよ。
    それも、ウチはガラスケースの中じゃなくて手に取って見られます!
    うわぁ、なんかおかしな自信がついてきた(笑)

    この展示、奈良大学文化財学科の教授さんが企画されたそうです。
    いわく、こうしたグッズの数々は「決して貴重なモノ」ではないけど「当時を知ることができる大切な資料」であると。

    そうした観点から「文化財とは何か」を改めて考えるきっかけにしてもらえたら、という想いが込められているんだとか。

    なるほど。「文化財」か。
    確かに、いま「文化財」と言われて大切にされているもののなかには、当時普通に使われていたものがけっこうありますもんね。それらが後世まで残されていたからこそ当時を知る貴重な資料となるわけで。
    そう思うと、なにやらワタシは後世に残るスゴいことの手助けをしているんじゃなかろうかと大きな気持ちになってきますよ。
    ぜひこの想いをその教授と語りたい、と思いましたがさすがにアポなしではお会いできませんでした。まぁ当たり前ですね。
    その分、来館者アンケートには想いをびっしり書いたので(←迷惑w)もしかすると今後お話しできる機会があるかも、などと勝手な妄想をしております。
    でもきっと共通する想いがある…はず。
    もう、ウチもいっそのこと博物館を目指すかな(笑)

    奈良大学博物館「なつかしいモノたち」展は5月15日まで開催中です。
    詳細は
    なつかしいモノたち   – 展示紹介 |奈良大学博物館 nara university museum (nara-u.ac.jp)

    もし興味を持たれた方があればぜひ。
    そして、それらを実感しにわがるーのすへもぜひ(←いちおう営業)