
去る13日、ならまちの氏神様でもある御霊(ごりょう)神社の秋季例大祭がありました。
今年は3年ぶりに渡御式が復活!ほぼ例年通りの形に戻り、久々のお祭りに街はにぎわいました。

まずは神事。
神さまにお供えをし、例大祭の実施を奉告します。

そのあと神輿にご神体を遷し、本殿から外へ運び出します。

かつては人が担いで巡幸していたそうですが、近年は台車に乗せて進みます。

神社名が入った社名旗(しゃめいき)や、日像(にちぞう)・月像(げつぞう)旗、花傘なども登場し、出発準備です。
正午過ぎ、いよいよ渡御列が出発します。

渡御式は途中の休憩をはさんでおよそ2時間半にもおよぶ長丁場。氏子町全域をめぐります。


交通規制はできないので、狭い道ではこんなシーンも。

お稚児さんは人力車に乗って。

交差点も渡らなきゃならないので大変です。
そして、お神輿がいよいよるーのす前に!

神さましっかり中を見てくださったでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします(←何を)

午後3時前、ようやく帰還。たくさんの人が出迎えます。

もう一度台車から神輿を下ろして…

こんどは本殿の横に安置します。

そしてご神体は神輿からもとの本殿へと戻られます。ご神体は外から見えないよう白布で覆われています。

ヲヲヲ…
という警蹕(けいひつ)の声とともに本殿へ。厳かな雰囲気に包まれます。

その後は境内で獅子舞。

神輿はかなり年季が入った立派なものです。

無事に例大祭が終了。
神輿の装飾が外されていきます。

そして注意深く宝庫の中に納められます。
すべて終わるともう夕方です。
神社にはふたたび静けさが戻りました。
