るーのすの館内はおもに1980年代、店主が過ごした「実家の狭い家」の中をリアルに再現しています。あふれる品々はその頃実際に使っていた身の回りのものがほとんど。ブリキのおもちゃや各種雑誌などの代表的な昭和グッズから学校のプリントにおまけの景品といったガラクタ類まで、まるで発掘された遺跡の中かタイムマシンで当時の部屋に降り立ったかのような錯覚を覚えることでしょう。その品揃え(?)に関しては日本トップレベルと自負しています。
そしてさらに、るーのすならではのポイントはそれらのグッズが基本的にすべて自由に手に取って見ることができるという点。なかには大学の資料館でガラスケースの中に収められているようなものもあるんですよ。
周囲からは「博物館にしたら?」と言われましたが、ふつうの「博物館」ではじっくり見ていただくにはとても時間が足りない!ので、そのまま泊まっていただけるゲストハウスにしちゃいました。
原則一日一組の貸し切りなので他の方に気兼ねすることなく、思い思いのペースでココロに刺さったグッズを心ゆくまでご覧いただけます。また、横からは店主の無駄な解説もたっぷりとおつけします(←うるさければ止めてください:笑)
あの「科学と学習」をはじめ、マンガや雑誌、絵本に図鑑など当時の本もすべて実際に読むことができますので長い夜もあっという間に過ぎてしまうことでしょう。時には自宅に保管している別の秘蔵品が追加登場することも。
書籍類は1980年代だけでなく前後の年代のものもいろいろあります。
昔懐かしい気持ちに浸りたい同世代の皆さん、
未知の時代との出会いを体感したい若い皆さん、
あるいは生活史や文化史を研究される皆さんなど…
多くの方にきっとお楽しみいただける文字どおり「泊まって楽しむ昭和資料館」るーのすで、ひと晩ゆっくり1980年代の時間旅行へ旅立ちを。
もちろん、観光がメインの方々には奈良をしっかりお楽しみいただけるよう精いっぱいお手伝いさせていただきます。
そして昭和の雰囲気は旅のエッセンスとして、親戚のおっちゃんの家やおばあちゃんの家のようにどうぞごゆっくりとお過ごしください。
★展示品は基本的にすべてご自由にご覧いただけますが、いずれも代替できない実物のヴィンテージ品です。もともと30~40年という長期にわたる保存は想定されていませんのでかなり経年劣化し、少しの負荷でも破損しやすくなっております。くれぐれも優しく丁寧にお取り扱いくださいますようお願いします。
古いおもちゃ類は、お子様が遊ばれる使い方には耐えられません。
お子様のおもちゃとしてのご使用はご勘弁ください…