そして前回のリポートのつづき。
6店舗目から再スタートですよ。
事前に予約をしておかないと買えないお店もあったりするので、「思い付き」の一日ではそもそも全種制覇は無理。
それに、やっぱり和菓子はお茶とともにおひとつ…ってな食べ方が正しいわけで、一度にバクバク食べるんじゃあお菓子に申し訳ないですよ。と言いながら5個も6個も食べてんですけどw
では、気を取り直して第2日め!
花びらはしっとりした感じ。少しずつ隣と重ねて作られているので、上から見たときにかわいいです。「映え」ってやつですか(←違う)
全体的に上品で控えめな甘さなんですが、あんは濃厚で味わい深い。
販売期間が3週間ほどと他店に比べてやや短いですよ。毎年早めに日程が告知されるので要チェックです。
(価格:440円)
<データ>
店名:千寿庵吉宗
所在地:奈良市押上町39番地の1 (今小路バス停近く) [地図]
営業時間:10:00~18:00
定休日:元日のみ
電話:0742-23-3003
クレジットカード:可
※近鉄奈良駅地下にも店舗あり。
(10:30~18:30・水曜木曜休み)
創業は天正13(1585)年という奈良県最古の和菓子店。地元では知られたブランドです。椿菓子をいつから作っているのかは聞き忘れましたが。
こちらの特徴はその形。花全体を茶巾で絞って作った丸い姿が目を引きますね。
中には黄身あんではなく粒あんがぎっしり詰まっていて食べごたえがあります。
濃いお茶と合わせるととっても良さげ。
生産数が少なく売り切れのこともよくあるのでご注意。予約が確実。
「1個からでも予約大歓迎です。むしろ助かります(笑)」とのこと。
(価格:400円)
<データ>
店名:本家菊屋
所在地:奈良市東向北町25 (東向北商店街) [地図]
営業時間:9:00~18:00
定休日:元日のみ
電話:0742-23-4855
クレジットカード:可
★予約推奨
店頭販売は一切なく予約分だけしか作らないのでレア度高し。
ただ予約すれば2月から3月下旬まで購入可能で1個からでも引き受けてくれますよ。
花びらがピンク色でかわいい。黄身あんは素朴であっさりした昔ながらの味です。
甘さ控えめで優しいお味。そしておサイフにも優しいお値段です。
(価格:300円)
→余談ですが、なんとあの「幻の」と言われるイコマ製菓さんのレインボーラムネが店頭で普通に売られてました。(在庫要確認:1袋120円)
<データ>
店名:萬林堂
所在地:奈良市東包永町9 (きたまち) [地図]
営業時間:9:00~17:00ごろ
(配達等で不在もあり)
定休日:月曜日
電話:0742-22-6889
クレジットカード:不可
★予約必須
椿菓子はここ鶴屋徳満さんが最初に考案したんだそう。元祖の風格漂う基本に忠実、端正な姿ですね。
花びらの練切りはもっちりした食感。中の黄身あんは色も鮮やかで卵の風味もほんのりと感じられます。まさに王道の味。
(価格:573円)
椿菓子はほとんどが黄身あんを使っているんですが、こちらは白つぶあん。
あずきの風味がしっかり残っています。
そして、形も他とは違った茶巾絞りタイプの丸形で個性的。
皮はしっとりもちもちです。
こちら、ほんとうに修二会本行の間しか販売されません。
販売期間が二週間と一番短く、かつ生産量も少ないので希少かも。
ガチャで言えば「SSR」級?(←)
私も他の4つとは別の日に改めて買いに行きましたよ。
(価格:464円)
<データ>
店名:樫舎
所在地:奈良市中院町 22-3 (ならまち大通り北入) [地図]
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
電話:0742-22-8899
クレジットカード:不可
★予約推奨
以上、2回にわたってざっと10軒をご紹介しました。
いやぁ満腹満腹(←)
なお、もしかしたらこの他にも販売している和菓子屋さんがあるかもしれません。ご存じの方は教えてくださいませ。
正直、「食べ比べ」とは言ってもどれもそれぞれ個性的で風味や食感も異なり、なかなか甲乙つけがたいというのが結論。好みも人それぞれでしょうしね。
ましてやワタシのような素人がジャッジするなどおこがましいw
皆さまももし、機会があればまずはどれか一つでも味わってみてください。
修二会の時期に奈良を旅行した想い出がよりいっそう華やかに彩られることでしょう。
さいごに、ご紹介した10軒の一覧地図をどうぞ。
けっこう近い範囲にかたまっているので、散策のついでに何軒か回ってみても良いですね。
また「椿菓子」以外にもお店ごとに魅力的なお菓子がいろいろありますのでそちらもぜひ。